SONY TA−E88 修理の様子
故障内容
片チャンネル音出ない。
原因
トランジスター他の劣化。
処置
オーバーホール修理。
修理期間
2/27〜2/28
電源基板の部品交換。
半田の修正。
MCアンプ(R)の部品交換と半田の修正。
Lも同様に部品交換と半田の修正。
マスターVRとバランスVRは金蒸着の高級品が使用されています。
経年変化でガリが出ていますので、分解清掃します。
マスターVRの内部です。金メッキは痛んでいない様ですので
洗浄してから組み上げます。
こちらはバランスVRです。
金蒸着部は痛んでいませんので、こちらも洗浄処理します。
メイン基板の部品交換。
小信号トランジスターは腐食が激しい為、FETを除いてすべて新品交換
します。
半田の全修正。
修理の済んだマスターVRとバランスVR取付けて完成です。
交換部品です。
各部の調整後、歪みの測定に入ります。
Rチャンネルです。計測器並の超低歪みです。測定限界を超えています。
TA−E88は1977年発売ですから、この時代にこれほどの高性能を誇って
いたとは驚きです。
Lチャンネルです。こちらも無歪み。
正弦波にてエージング。
試聴中。オーバーホールで素晴らしい音質が蘇りました。非常に美しい
音楽を奏でています。高性能ボリュームの良さが良く出ています。
修理完了です。
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