SONY TA−2000F 修理の様子
故障内容
PHONO片チャンネル音出ない。
原因
PHONO回路コンデンサー劣化。トーンアンプ故障。
処置
オーバーホール作業
修理期間
3/10〜3/16
Rチャンネルの歪み波形です。
こちらは異常ない様です。
Lチャンネルの歪み波形です。こちらは歪みが多く出ています。
後の調査で、原因はトーンアンプの故障と判明。
電源回路です。コンデンサーは劣化しています。
コンデンサーはすべて交換します。
半田はすべて修正。
フラットアンプ・メーター駆動基板です。電解コンデンサー交換。
半田は修正。
トーン基板のコンデンサーとFET2個交換。
半田はすべて修正。
PHONO基板のコンデンサーもパンク寸前状態。
電解コンデンサー交換。FET2個交換。
半田もすべて修正。
PHONO1のヘッドアンプ基板のコンデンサーも劣化しています。
電解コンデンサー交換。
半田もすべて修正。
フロントパネル部を開きます。
フロント部トーン基板の電解コンデンサー交換。
すべての部品交換が終了しました。
交換部品。
高精度メーターの公正。
Rチャンネルの歪み波形です。1970年当時としては、非常に低歪です。
Lチャンネルの波形です。歪みも綺麗に取れました。
MM・MCカートリッジを使用しての試聴中。
全く古さを感じさせない明瞭なサウンドです。
1970年当時、PHONOアンプに高電圧掛けて、最大許容入力300mV
と、真空管式高級イコライザー並のスペックを誇り話題になったモデル。
エージングして完成です。
修理実績トップへ |