SU−A4 No.3 修理の様子
故障内容
Phono使用時にノイズ。右チャンネル音途切れ。オーバーオールのご依頼
原因
コンデンサー劣化による歪み増大、回路動作不安定。
処置
劣化コンデンサー、初段トランジスター交換。オーバーホール作業。
修理期間
1/22〜1/23
Lチャンネルです。少々歪んでいますね。
Rチャンネルは完全に歪んでいます。内部に異常が発生しています。
内部は非常に綺麗です。
トーン回路のコンデンサー交換。
電源回路のコンデンサー交換。
PHONO電源回路のコンデンサー交換。
PHONOイコライザー電源コンデンサー交換。
出力アンプ回路のコンデンサーは熱で劣化。
メイン基板の半田修正。
メイン基板すべての半田修正とコンデンサー交換が終了。
モードSWの分解清掃。内部は比較的綺麗です。
MUTEのSWも分解清掃。こちらは少々錆びています。
コネクターピンは腐食していますので、新品に交換。(左が新品)
MCヘッドアンプの部品交換と半田全修正。
MCヘッドアンプ部の部品交換終了です。
PHONOイコライザー初段トランジスターは新品に交換します。今では
貴重になりました。
イコライザー部の半田修正とコンデンサー,FET交換。
イコライザー部の部品交換が終了しました。
出力アンプ部の半田修正とコンデンサー交換。
部品交換が終了しました。パワーアンプ並のバッファーアンプ!
Lチャンネルも同様に交換。
トーン回路(E)のコンデンサー交換と半田修正。
トーン回路(D)のコンデンサー交換と半田修正。
トーン回路(C)のコンデンサー交換と半田修正。
トーン回路(S−BASS)半田修正。
すべての部品交換が終了しました。
交換部品。
測定に入ります。修理前は少々SW歪みが出ていましたが綺麗に
取れました。A4本来の優れた特性が戻ってきました。
大きく歪んでいたRチャンネルも綺麗に歪みが取れました。
修理前は音像があいまいで曇った音質でしたが、オーバーホール後は
A4本来の優れた音質が蘇りました。
音像は明確で鮮明、音量を上げるとさらにリアルになります。最高です。
修理完了です。
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