Technics パワーアンプ SE−A3 No.7 修理の様子
故障内容
音途切れる。
原因
パワートランジスター劣化。
処置
オーバーホール。
修理期間
平成20年4月16日〜5月3日
Rチャンネルの歪み波形です。かなりの歪みが見られます。
Lチャンネルの歪み波形です。こちらも歪みが観測出来ます。
外観はかなり痛んでいますが、オーバーホールで蘇らせます。
パワートランジスターの取り外し。かなりの埃が溜まっています。
Rチャンネルは修理の形跡あります。基板も清掃されている様です。
パワーステージの基板取り外し。現行のパワートランジスター搭載の為
基板の改修作業が必要です。
基板のパターン痛めない様、慎重にバスラインを取り外します。
劣化したパワートランジスターです。PNP側はhfe低下して限界です。
ヒートシンク加工して、最新のパワートランジスターへ交換。
L側のパワートランジスターも劣化して使用不可。
こちらも同様に最新トランジスターへ交換。
改修の終了したパワーステージ基板の取付け。
パワートランジスターの取付け。
電源&メーター基板の半田修正。
電解コンデンサー全交換。
Rチャンネル初段基板の改修作業。抵抗交換。
半田も綺麗に修正。
Lチャンネルも同様に修理。
半田も綺麗に修正。
プリドライバーのパワートランジスター4個交換。回路改修作業。
L側も同様に修理。
基板搭載して綺麗に配線実施。
プロテクション基板の修理。
リレーは劣化しています。一度も交換された形跡ありません。
リレーは新品交換です。下が新品。
半田の全修正とリレー3個交換。
フロントパネル内にも埃が目立ちますので、分解清掃します。
綺麗になりました。
パイロットランプ2個交換。
メーター照明ランプもすべて新品へ交換。
組み上げ完了です。配線等のミスが無いか慎重に確認してから電源
投入します。
交換部品です。
測定に入ります。Rチャンネルです。歪みも綺麗に取れました。
SE−A3は歪み波形から、ノイズ成分も非常に少ないことが判ります。
Lチャンネルも綺麗。
メーターの公正。
すばらしい音質が蘇りました。音像が非常に明瞭です。
完成です。
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