POA−3000修理の様子
故障内容
メーター振れず。オーバーホールのご依頼。
原因
メーター回路の故障
処置
メーター回路の修理。劣化コンデンサー全交換
修理期間
8/8〜8/21
コンデンサーの劣化が見られます。
修理前の歪み波形
やはり盛大な歪みが出ています。
今回は、オーバーホールのご依頼なので、筐体も分解し
細部まで綺麗に清掃します。
メーター内側のガラスも曇っていますので、分解し綺麗に磨きます。
修理前のメーター及び電源基板
各部のコンデンサーが劣化しています。
修理前のL側パワーアンプ基板
R側
メーター及び電源基板の劣化コンデンサー及びリレー交換実施。
半田はすべてやり直し
Rチャンネルドライブ段の劣化コンデンサー交換と再半田実施。
Lチャンネルも同様に実施
出力段もすべて分解し半田修正と半断線の抵抗交換
半田付けがよくないですね。
今回、すべてのトランジスターを確認しましたが、hfeの低下もなく
元気なので、このまま使用します。
NPN側も同様に半田の修正と半断線の抵抗交換
こちらのトランジスターも元気です。
出力リレーも交換します。
ヒューズ15Aの所に、なんと30Aのヒューズ挿入されています。
危険です。故障したら火災になります。
正規の15Aへ交換します。
Lチャンネル完成です。
Rチャンネルも完成。
R側のメーター補正します。1W時の表示ですが、少なめに表示。
VR調整しても1Wまで行かないので、回路定数変更します。
回路定数変更後、1W表示に調整です。
L側も少なめに表示されています。こちらも調整取れないので
回路定数変更します。
1W表示になる様、調整。
R側の歪み波形です。大変綺麗になりました。
L側の歪み波形です。こちらも大変綺麗です。
しばらくエージングに入ります。
修理完了
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