POA−3000 No.2修理の様子
故障内容
発煙した。オーバーホールのご依頼。
原因
トランジスターの劣化。
処置
オーバーホール作業。トランジスター42個、小型電解コンデンサー全て交換。
修理期間
2/27〜2/28
L側のパワーアンプモジュール取り外し。
コンデンサーとトランジスタの交換。
半田はすべて修正。
パワーステージの抵抗交換。
トランジスターはhfe測定し劣化していない為、このまま使用。
NPN側も劣化していないので、このまま使用。ペアーもよく揃っています。
L側の修理が完了しました。
R側の修理に入ります。
こちらもトランジスターは劣化していないので、このまま使用。
NPN側もこのまま使用します。バラツキの大変少ない優れた
トランジスターです。
R側の修理も完了です。
リレーの交換。
ラッシュカレント防止リレー、プロテクションリレー2個交換実施。
初段への電源回路も半田修正。
リレー交換及び電源回路の半田修正が終了しました。
プロテクション、メーター駆動基板のコンデンサー交換と半田修正。
フロントパネル部は内部が汚れていますので、分解清掃します。
ガラスも取り外し、クリーニング実施。
SUBSONICのランプ切れている為、交換。
交換部品。
電源投入し、アイドリング及びメーター調整実施。
測定に入ります。R側です。ノイズ成分以外に歪みはありません。
L側です。こちらも無歪み。
オーバーホールで素晴らしい音質になりました。
エージングして完成です。POAシリーズでは、一番完成度の高い製品
だと思います。
修理完了です。
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