PMA−970 No.2 修理の様子
故障内容
発煙後にプロテクト掛かり動作せず。
原因
パワートランジスターのショート。
処置
パワートランジスター交換。オーバーホール。
修理期間
2/21〜3/3
内部は、かなり改造した跡が見られます。右チャンネルのパワーTR
は全滅状態。
高性能イコライザー部。
スピーカー端子へのケーブルは交換されています。半田されているので
メンテが大変。
パワーアンプ基板への配線も交換されています。ケーブルの被服が
半田ゴテで各所溶けており、芯線が剥き出し状態。ショートの危険多数!
半田は各所劣化しています。
パワーアンプ基板がようやく取れました。
放熱板を加工して新型トランジスターへ交換。
被服むけの拡大写真。高電圧掛かっている個所なので危険。
全滅のトランジスター。
こちらも同様に加工して新型トランジスターへ交換。
パワーステージの修理完了。
プロテクション基板。こちらも半田劣化多数。
スライドSWは内部が真っ黒。分解清掃します。
リレーの交換。
半田もすべて修正。
ファンクションSWも内部は真っ黒。分解清掃します。
DCサーボ基板の半田修正。
トーン回路の半田修正。
すべての半田修正が完了しました。
交換部品です。
Rチャンネルの歪み波形です。リアルバイアスの効果で歪みは極小です。
Lチャンネルです。こちらも綺麗です。
エージングして完成です。
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