PM−94 修理の様子
故障内容
プロテクションが解除しない。
原因
Rチャンネルのパワートランジスター不良。コンデンサー不良。
処置
オーバーホール作業。
修理期間
3/9〜3/27
内部はかなりの汚れです。
貴重なパワーMOS−FET(2SJ115、2SK405)は全滅です。
音質重視の為、代用品は使用せず、こちらでストックしていた
オリジナル2SJ115・K405を使用します。
電源のブロックコンデンサーは、液漏れも無く程度良好です。
パワーアンプモジュール取り外し、部品交換に入ります。
パワー段のコンデンサーはパンク寸前。
L側のパワー段コンデンサー交換。
半田をすべて修正します。
パワートランジスター基板の半田修正。
基板をヒートシンクに取付け。パワートランジスターは銅板で固定。
パワーブロックの修理完了。
R側も同様に部品交換。
半田もすべて修正。
こちらはパワーMOS−FET全滅なので、すべて交換。
コンデンサーはニチコンのファインゴールドコンデンサーを使用。
電源、制御部の修理。
コンデンサー交換。
半田の修正。
プロテクションリレーの交換。基板取り外しが大変な構造。
新しいリレーへ交換。
イコライザー部のコンデンサー交換。
半田の修正。
フロントパネルを外し、トーン・フラットアンプ部の修理に入ります。
基板の取り外し中。
フラットアンプ部のコンデンサー交換。
半田の修正。
TONE-TREBLE基板の取り外し。
コンデンサー交換と半田の修正。
こちらはTONE-BASS基板。コンデンサー交換と半田修正。
SWボードの半田修正。
SWボードの半田修正と接点復活処理。
フロント部の修理も完了。
クリーニングの済んだフロントパネル・ツマミの取付け。
交換部品。
測定に入ります。Rチャンネルです。MOS−FETアンプとしては非常に
低歪みです。
Lチャンネルです。
アナログレコードの試聴中。
修理完了です。
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