ONKYO プリアンプ P−309 No.28 修理の様子
故障内容
片チャンネル音出ない。(過去に数回修理したが、修理後すぐ再発)
原因
部品劣化、接点接触不良。
処置
オーバーホール修理。
修理期間
2025年7月23日〜26日
コンデンサやリレーは交換されていない様です。
(製造時の接着剤で固定された状態のまま)
リレーカバーをこじ開けられた痕跡ありますので、接点
清掃修理をされた?
製造後40年経過の製品を本格使用する場合、やはり
部分修理では無理で、オーバーホールが必要です。
PHONOイコライザー基板は修理の痕跡ありますが、こちらも
リレーやコンデンサは古いまま。
今回はオーバーホール修理のご依頼ですので、リレーは高信頼品
へ交換します。
TAPE切替スイッチの分解修理。溶剤でベトベト状態。これほどの
スラッジが付着している接点では、溶剤によるクリーニングは不可。
PHONO切替スイッチの分解修理。
RECセレクタースイッチの分解修理。
入力端子基板の部品交換と、修理の終了したスイッチ取付け
半田の修正。
出力端子基板の半田修正。
PHONEボリュームの洗浄修理。
PHONE基板の部品交換と、修理の終了したボリューム取付け。
半田の修正。
MODEスイッチの分解修理。
バランスボリュームの分解修理。
TONE-BASSボリュームの分解修理。
TONE-TREBLEボリュームの分解修理。
修理の終了したスイッチ・ボリューム取付けと、半田の修正。
SUBSONIC-FILTERスイッチの分解修理。
MUTINGスイッチの分解修理。
修理の終了したスイッチ取り付けと、半田の修正。
メインボリュームの洗浄修理。
カートリッジセレクタースイッチの分解修理。
ロジック基板の部品交換と、半田の修正。
PHONO基板の部品交換。
半田の修正。
電源・フラットアンプ基板の部品交換。
半田の修正。
フィラメントランプは消耗品なので、全て新品交換します。
交換部品です。
歪みの測定です。
Rチャンネルです。測定限界以下。
Lチャンネルです。
試聴して完成です。P−309の優れた音質が蘇りました。
修理完了です。
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