ONKYO パワーアンプ M−506RS No.8 修理の様子

故障内容

 
プロテクション解除せず。

原因
 
 コンデンサー、TRの劣化。
 
処置

 オーバーホール修理。

修理期間

 8/10〜8/13


 メーター基板の部品交換。



















 半田の修正。



















 メーター照明ランプ(R)の交換。



















 メーター照明ランプ(L)の交換。



















 メーター内部は汚れていますので、分解清掃します。



















 ランプは消耗品なので、すべて交換します。



















 パワー部の部品交換。



















 保護回路基板の部品交換。



















 半田の修正。



















 取り外したドライブTRには、なんとフィラメントランプが追加されて
います。(過去の修理痕跡です)

 1960年代の古参アンプに、パワートランジスタの過電流保護で採用
されていた手法です。

 1980年代のアンプは、裸特性向上の為、ハイスルーレート設計で
エミッタ抵抗のL成分さえ問題視して、無誘導抵抗を採用しているのに
このような細工をしたのでは、無誘導抵抗も、Hi−Ftトランジスタの採用も
無駄になってしまいます。

 今回の過電流は、他の要因によるものですので、上記対策をしても
無意味。






 交換部品です。



















 歪みの測定です。

 Rチャンネルです。

















 Lチャンネルです。
























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