LV−105u 修理の様子

故障内容

 電源ヒューズ切れる。

原因

 
 終段MOS−FET(2SJ115、2SK405)のショート。

処置

 2SK405、2SJ115の交換

修理期間

 12/23〜12/24


 パワーアンプのドライバーに真空管を使用したハイブリッドアンプ。

 

















 強力な電源回路です。出力段パワーMOS−FETがショートしています。



















 2SK405,2SJ115は、大変音質の優れた素子でSANSUIなどは
旧MOSと謳って最後まで使用し続けていました。

 今回、音質重視のため代用品(2SK1529、2SJ200)は使用せず
こちらで補修用にストックしていたオリジナルの2SK405、2SJ115を使用
します。














 パワーMOS−FETの交換が終了しました。



















 Lチャンネルの歪み波形です。

 MOS−FETは抵抗負荷では歪みが多く見えますがSP負荷では
バイポーラTR同等、よい特性を示しますので問題ありません。
















 Rチャンネルです。こちらも問題なし。



















 真空管とMOS−FETの組み合わせで、音楽性豊かな心地よい
サウンドを聞かせてくれます。

 しばらく聞き入ってしまいました。















修理完了です。


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