KENWOOD ターンテーブル L−07D No.3修理の様子
故障内容
回転ムラ。メカニカルブレーキ作動せず。
原因
コンデンサーTR劣化。ブレーキドライブ回路故障。
処置
オーバーホール修理。
修理期間
2020年5月6日〜10日
中継基板の部品交換と、FGアンプ回路改修。
キースイッチは動作渋い為、すべて分解修理します。
修理の終了したキースイッチ取付けと、部品交換。半田の修正。
サーボ定数切替スイッチの分解修理。
過去の修理でコネクターは直付けされています。保守性が悪く修理工数が多く掛かります。
末端処理が良くないので修正します。
半田の修正と絶縁チューブ取付け。
サーボメイン基板の部品交換。
半田の修正。過去の修理でパターン剥離個所があります。
部品交換が終了しました。
サーボのデューティ調整。(33/45共)
このモデルはモータードライブアンプのオフセット、ゲイン、A,Bコイル間バランス等、微調整が
可能になっており、ワウ・フラッターを究極まで追い込めます。
波形周期が長く、通常のオシロでは観測不可能な為、ストレージスコープで観測し調整します。
純正アームが無い為DENON-DA−307取付け、試聴します。
回転ムラも無くなり、素晴らしい音質が蘇りました。
修理完了です。
修理実績トップへ |