BA-F1修理の様子
故障内容
電源入らず。
原因
Rチャンネルのパワートランジスタ不良により、ヒューズ断の為。
処置
プリドライバーと終段パワートランジスター全交換。初段FETが規格外のもの装着の為
正規品へ交換。(回路動作不安定の為)
修理期間
8/19〜8/21
内部の様子
キャンタイプのトランジスターを最新のモールド型へ交換します。
ヒートシンクを加工して取り付け。
加工したヒートシンク
加工中のパワー段
コンデンサーは液漏れもなく程度良好です。
Lチャンネル側も加工中。
基板の半田は、すべてやり直し。
加工と部品交換終了です。
R側の歪み波形。スイッチング歪みが発生していますが
対策以前のモデルなので仕方ありません。
この年式では、かなりよい特性です。
L側の歪み波形。こちらも問題ありません。
R側のメーター補正です。110Wで控えめの表示。
ピーク表示共に110Wになる様、調整。
L側も控えめの表示です。
110Wに調整。
正弦波を入れてしばらくエージングします。
交換したパーツ群
試聴に入ります。ダイヤモンド差動回路のハイスピードサウンドは
久しぶりに聴く気がします。
以前,AU−Dシリーズで聴いた音に近い感じです。
修理完了
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