AU-X11修理の様子
故障内容
電源入らず。
原因
電源回路の不良、コンデンサー劣化他。
処置
オーバーホール作業。
修理期間
2/4〜2/14
外観が非常に綺麗です。大切に使用されています。
AU−Xシリーズの優れたPHONO回路。
強力電源回路を搭載。プリ及びプリドライバーには専用のトランスを搭載。
ブロックコンデンサーは、太い電源バスで接続されています。
電源回路はラッシュカレント防止回路が挿入されています。
部品交換のため、各ブロックの分解中。
メンテナンスが非常に行い易いのも、SANSUIの特徴です。
故障しても、修理して末永く使用して頂きたいとの気持ちが込められて
いる様ですね。とても優れた設計です。
ファンクション回路のコンデンサー交換。
半田もすべて修正。
電源制御部もすべてコンデンサー交換。リレー交換。
半田もすべて修正。
Phono関係の安定化電源回路コンデンサー交換。
半田もすべて修正します。
LチャンネルPHONO EQのコンデンサー交換。
半田もすべて修正。
RチャンネルのPHONO EQコンデンサー交換。
半田も綺麗に修正。
MCヘッドアンプのコンデンサー交換。
半田もすべて修正。
LチャンネルのMCヘッドアンプも同様にコンデンサー交換。
半田もすべて修正。
パワー部のコンデンサー交換。
半田の全修正。
Rチャンネルも同様にコンデンサー交換。
半田の全修正。
フラットアンプ部のコンデンサー交換と半田修正。
ファンクションのランプも数個切れていますので、今回すべて新品に交換。
ランプ交換終了。
PHONOのマザーボード半田全修正。
修理の終了した電源&プロテクション基板を取付け。
スピーカーの保護リレーは規格外なので正規品に交換します。
交換前の基板。
ポンプ式半田吸引機で綺麗に半田を除去します。
左が正規リレーです。
組み立てがすべて終了致しました。
電源投入し、調整に入ります。
Rチャンネルの歪み波形です。Super FFの回路で歪みも綺麗に
打ち消されています。素晴らしい回路です。
こちらはLチャンネルです。無歪みです。
交換部品のすべて。大量のコンデンサー!
さすがプリメインの王様です。ハイスピードサウンドでしかも繊細です。
アナログもMC/MMともに良い音質です。専用電源回路の効果で
S/Nがすばらしくいいです。
このようなアンプは今後、二度と発売されないでしょうから、OH修理して
永く使用したいアンプの一つです。
エージングして修理完了です。
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