AU−607修理の様子
故障内容
オーバーホールのご依頼。
原因
コンデンサー他の劣化。
処置
オーバーホール作業。
修理期間
3/21〜3/27
Rチャンネルです。完全に歪んでいます。
Lチャンネルです。こちらも増幅していません。完全に故障。
07シリーズの初代モデルです。607でもツイントランス構成です。
パワーブロックを取り外し、部品交換に入ります。
半田もすべて修正します。
コンデンサー、抵抗、半固定抵抗の交換が終了しました。
Rチャンネルのパワーブロックです。
コンデンサー、抵抗、半固定抵抗交換。半田の修正。
イコライザーの修理に入ります。
コンデンサー、トランジスター(全部)交換。
半田もすべて修正。
電源・プロテクション基板のコンデンサー、リレー交換。
半田もすべて修正。
トーン基板のコンデンサー、トランジスター(全部)交換。
半田もすべて修正。
内部配線を綺麗に束線します。
交換部品。
パワー段のアイドリング、オフセット調整中。
測定に入ります。Rチャンネルです。正常になりました。
スイッチング歪みも極小で優秀です。
Lチャンネルです。本来の特性が戻ってきました。
試聴に入ります。低音のリアル感は特に優れていますね。
又、PhonoイコライザーもDC構成ではありませんが、非常に優れた音質
です。
回路構成は終段がSEPPで、当時としては非常に優れたものです。
アンプは本当に進化しているのか?考えさせられますね。
修理完了です。
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