Technics パワーアンプ SE−A3 No.5 修理の様子

故障内容

 オークションでジャンク品購入。オーバーホールのご依頼。

原因

 
 Lチャンネル配線切断、パワートランジスター欠品、ねじ多数なし、完全ジャンク品。

処置

 パワートランジスター、コンデンサー、リレー、ランプ交換。半田修正。

修理期間

 11/6〜11/12


 底板は大きく変形。



















 Phoneジャックは陥没



















 傷は多数。



















 プロテクター配線はずし、SPケーブル切断されています。



















 パワートランジスター欠品しています。パワーステージの
基板固定ねじ全てなし。(固定されていません。)


















 トランスよりの配線も切断しています。完全ジャンクです。



















 ねじも多数欠品しています。本当にかわいそうです。



















 パワーブロック取り外し



















 パワートランジスター外されています。今回、トランジスターは
交換するので問題なし。


















 ヒートシンク加工して最新のトランジスターへ交換します。



















 劣化したトランジスター



















 基板のパターン剥がさないように、慎重にパワーステージの電源バスを
外します。この作業が一番神経を使います。

 基板の改修作業。
















 改修した基板の取り付け



















 電源、メーター基板の半田修正とコンデンサー交換。



















 電源ラインの半田付けと、パワートランジスタ取り付け。
ようやく本来の姿に戻ってきました。


















 出力リレーを交換します。半田はもちろんすべて修正。



















 交換したリレー。



















 初段の基板半田修正と抵抗交換。入力ライン改修。



















 配線も綺麗に修復。アース線は新しいものに交換。



















 部品の交換がすべて終了いたしました。アイドリングとオフセット調整。



















 調整後のLチャンネル歪み波形です。ジャンクアンプも立派に回復。



















 Rチャンネルです。非常に綺麗。



















 R側メーター公正中。



















 L側も公正。



















 エージングして完成です。コンデンサー、基板の焼け具合から
使用時間は短かった様で、かなり程度のよいアンプに再生しました。

 ジャンク品も、この程度であれば十分に修理して使用できますね。
(外観は修復不能ですが。。。。)




















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